この物語はフィクションです

実在の人物、団体とは関係ありません。

2019-01-01から1年間の記事一覧

君たちは粗末に扱われるべきじゃない

別れ話というのはいつだって不得意で、なんとなくそんなかんじと適当に済ませられればそうしたい。別れるに至るにはいくつかの理由があると思うけれど、その別れ話をするにも信頼関係が必要だ。お互いの節目を迎える、大事な話だ。言葉に重みがなくてはなら…

酷いことばかりしている

初恋の相手を覚えているだろうか。私の場合は幼稚園で好きになった人が初恋だった。よくある結婚のおやくそくもしてたし、不意に再会した時は自然と連絡先も交換した。久しぶりに話してもぎこちなくなることなんてなくて、でもお互い別々の道を歩んでること…

割れた茶碗

お茶碗を投げて割った。そして声をあげて泣いた。綺麗に割れたそのお茶碗は、たかがお茶碗なのだが、ただのお茶碗ではなかった。4年前、うちには100円ショップで買った最低限の食器しかなかった。だから彼が転がり込んで来た時もグラスが1つしかなくて、しば…

やったら付き合えないなんて嘘

26年生きてきて、たったの2人しか付き合ったことがない。世間的にそれが多いのか少ないのかは分からなかったけれど「たったの2人」と言った通り、自分としては少ないような気がしていた。1人目の彼氏は5年付き合った。2人目の彼氏は4年付き合った。おそらく…

いわゆる精神病を患っている。世間からは偏見の目で見られるし、親の理解も得られていない。親からは「お前が死んでも仕方がないと思っている」と宣言されている。製造元である親にそう言われているのだから、どうしようもない。不良品だ。多方面を敵に回し…

卵の雑炊

かぜをひいたときのルーチンがある。うなだれて、熱をはかって、会社に連絡し、プリンを買う。卵の雑炊をつくってたべる。風邪をひいたときにプリンを食べないことはないし、会社に連絡しないこともない。つまりは、ほとんど平日にしか風邪をひかない。そん…

君の人生の責任を分けてくれませんか

わたしは、私の何もかもを決められない。今までの人生で自分で決断しなかったことなど、一つもないはずなのに三十路を目前とした今でさえ、私はなにも決断できない。実際、自分で決断したことなどほとんどなくて、親の言う「自分の人生なのだから、なにがあ…

この中途半端な関係を誰が許してくれるのだろうか

昨年破談した元婚約者といまだに住まいを共にしている。このことを話すと皆、面白いくらいに顔をしかめ、眉間にしわを寄せ、どこかで口裏合わせた模範解答かのように「それは良くないよ」と言う。原因は私にあるのはわかっている。説明が足りないのだ。そう…

個人の発信ツールが使いこなせない

個人が作品を展示したりや自己表現ができる場所が増えてきたように思う。youtube然り、ツイッター然り。いいことだと感じる反面、使いこなせない、度胸がない自分にがっかりしたりもする。 わたしは先日この世界が本当に嫌になってしまった。 嫌になっていや…